FirstSetp
1.導入前に検討する事
①使用目的に応じたパッケージ選び
サーバ用途、デスクトップ用途etc
②必要なディスク容量の見積もりとディスク分割の方針の決定
- データ更新の多いディレクトリは独立パーティション、あるいは独立ユニットにする
- 静的なファイルが多いディレクトリは同じパーティションに固める
- ブート情報がおかれているディレクトリ(/boot)は別パーティションにすることを検討する
- 更新頻度の低いディレクトリ
/bin,/boot,/etc,/lib,/sbin,/usr/xxx(/usr/local以外の静的なディレクトリ)
- 逐次使われるディレクトリ
/dev,/tmp
- ディスクの読み書きが激しいディレクトリ
/var,/home,その他、独自で設けたコンテンツディレクトリなど
- 主に読み書きが頻繁に発生するディレクトリ
/opt,/usr/xxx(ライブラリやアプリケーションがインストールされているディレクトリ),その他、独自で設けたアプリケーションディレクトリなど
③ネットワーク情報
- ホスト名
- IPアドレスとネットマスク
- ブロードキャストアドレス
- デフォルトゲートウェイのIPアドレス
- ドメインネームサーバのIPアドレス
- そのほかのルーティングルール
④デバイス情報
2. Linuxの起動シーケンス
①BIOS起動、デバイス認識・初期化
②起動ディスクのMBRをロードし、制御を渡す
③ブートローダ(LILO,GRUBなど)が起動
④選択メニューにより該当パーティションからカーネルイメージをロードする
⑤デバイスの初期化,モジュールのロード、rootファイルシステムのロードを行う
⑥initプログラムを実行し、初期化スクリプトを実行する
⑦ランレベルに合わせたrcスクリプトを実行する
initとinittab
pstreeコマンドを実行すると、すべてのプロセスがinitから生み出されている事が分かります
/etc/inittabの書式
ランレベル
0:停止
1:シングルユーザモード
2:NFSを使用しないテキストモード(マルチユーザモード)
3:テキストモード(マルチユーザモード)
4:自由に使ってかまわない(決まっていない)
5:GUIログインモード(マルチユーザモード)
6:再起動
- /etc/inittabnの基本書式
id:runlevel:action:process
- id:エントリの識別子ユニークな文字列1〜4文字
- runlevel:ランレベルの指定。1〜6までの数字
- action:プロセスの起動、または終了時の動作
- process:実行されるプロセスを指定します
rc.sysinit
カーネルを読み込んだ後に実行される。
- ネットワークの初期化
- SELinuxの設定
- コンソールタイプの設定
- rcスクリプトで呼び出すルーチンの定義
- Welcomeバナーの表示
- /procファイルシステムのマウント
- カーネルパラメータの設定
- クロックの設定
- keymapの読み込み
- ホストネームの設定
- 電源管理ACPIの設定
- USBの初期化
- 必要に応じてfsckの実行
- quotaのチェック
- 必要に応じてinitrdをumount
- quotaの更新
- isapnpの設定
- rootファイルシステムのマウント
- LVMの設定
- スワップの設定
- カーネルモジュールの読み込み
- ハードディスクパラメータの設定
- フラグファイルのクリア
rcスクリプト
サーバの起動や停止など、システム起動後に変更したい部分の設定を行います
スーパーサーバinetdの仕組み
サーバを起動するサーバ
スーパー・サーバ・デーモン
ポートへのアクセスを常時監視して、必要に応じてサーバデーモンを起動するプログラムです。
アクセス頻度が低いサービスの起動に適している
/etc/inetd.confの設定
①サービス名
②終端タイプ
TCP->stream,UDP->dgram
③プロトコル
④待ちステータスフラグ(streamの場合自動的にnowaitとなる)
⑤ユーザ名
⑥サーバプログラム
⑦サーバアーギュメント
サービスの再起動と停止
- /var/run/inetd.pidがある場合
# kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid`
- 無い場合
# kill -HUP 552
追記
vim
vimを入れときます
# yum install -y vim-enhanced
画面解像度
/etc/groub.conf
kernel/ ...vga=773
http://linux.kororo.jp/cont/tips/console_vga.php
特定ユーザにroot操作権限付与
# visudo
# sudoers file.
#
# This file MUST be edited with the 'visudo' command as root.
#
# See the sudoers man page for the details on how to write a sudoers file.
#
# Host alias specification
# User alias specification
# Cmnd alias specification
# User privilege specification
root ALL=(ALL) ALL
nori ALL=(ALL) ALL # ←この行を追加